「ヒヨトリス」ちゃん使用前「ヒヨトリス」ちゃん使用後

★幻獣シリーズのお部屋★
開発室コードネーム
"Gワールド"

 今や、ピンキィソフトの看板ともなった「ドラゴンの姫冠」「幻獣屋」「聖女ヴァンパイア」…そして、番外編「ドラギオン城の幻」の幻獣シリーズ。実は、これらのゲームに登場する設定世界には、特定の固有名詞はありません。(それぞれの国名とかはあるんですがネ…)
 で…この設定(世界観)に支えられたゲーム世界の名称を、開発室内では「Gワールド」もしくは「G世界」と言っています。
 空本は、ここ4作品をこの世界設定で作ったことからもわかるように、このシリーズにはひとかたならぬ思い入れを持っています。
 このコーナーは、その仮想世界「Gワールド」を、みんなで満喫して、ドップリ浸かって…もぉ〜中毒になるまで楽しもうとゆーマニアックなサロンでありまぁす!
  

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 基本設定

 20世紀末からの環境問題を解決できぬまま、世界の生き物は、その生殖力を徐々に弱めていった。
種の絶対数は毎年凄まじい勢いで減少し、それは人間という種にも少なからず影響を与えていた。…そう、人口の激減である。
 そして、そんな状態が何十年も続くうち、人々は少しずつ「ある存在」に気づき始める…それが、幻獣と呼ばれる半実半霊の生き物達だった…。
 太古から、一部の敏感な人々には姿をかいま見せていたという彼らだが、なぜ今になって現実に存在し始めたのかは謎のままだ。
 ただ、一部の神秘主義者の説によれば、地球上に生まれ変わる魂の数が少ない時や、異常に減少した時…歴史的にこのようなことは幾度かあったという。
 …先カンブリア紀の生命のビッグバン直前、恐竜の絶滅時、そして、中世のペストの蔓延や世界規模の大戦で人々の命が大量に奪われた時……
 幻獣達はその都度、世界の魂密度のバランスをとるために、現実の世界へと入り込んで来るのだという。

 たが、21世紀以降に出現し始めた幻獣達には、現実の世界に存在し続けるために、絶対必要な、あるモノがあった。
 それが人間の異性の「精気」である!
 幻獣達は、この世界の住人である人間と交わることで、その「精気」手に入れ、実存するパワーを手にしていたが、それにはいくつかの問題があった。…それは、必ずしも彼らの責任とは言い切れぬものでもある。

 ひとつは、幻獣達を性の対象として監禁し、人間の相手をさせる売春宿「幻獣屋」の出現。
 自由を奪われることを本能的に嫌う幻獣達は、自らを守るために、その姿をおぞましいものへと変化させ、「精気」を奪うべく人々を襲い始める!…人間への不信感はそれに拍車をかける結果となった。
 彼らに襲われた人間は、最後の一滴まで「精気」を吸い取られ、ホルモンのバランスを崩して重病となり、あるいは生命素の枯渇から、死に至ることも少なくなかったのである…
 そしてもうひとつは、幻獣と「精気」の関係そのものにあった。
 幻獣にとって、人間の「精気」は強力な依存作用を持ち、欠乏してくると彼らは正気を失うほどの禁断症状に襲われる!…そして、それ故にまた、人間の命を奪うほどの行動にでるのだ。

 人類の文明も、幻獣達の出現によって急激に崩壊していった…
 まず、有害な排気ガスをまき散らす移動手段は、どういうわけか幻獣達に襲われることが異常に多いため、その技術は徐々に衰退…発電所を初め、エネルギー生産システムも、風力や太陽光を利用するもの以外、ことごとくその機能を失い、原子力にいたっては、土の精霊や光の精霊と呼ばれる幻獣達に核分裂を無効化され、前時代のモニュメントと化していた…。
 無論、その少ないエネルギーだけでは、大量生産・大量消費型の文明を維持することはできず、人々は少しずつ、自給自足の生活へと、スタイルを変えて行かざるを得なかったのである。

 それに伴って、国家の形態も変化した。
 広大な地域を統治するには、通信手段も移動手段も限られるため、都市国家に近い小国家が乱立し始め、それぞれの気候や文化に適した政府(そのほとんどが、合議制による議会国家)が、地域を治め始めたのだ。
 ドラギオン帝国ハイランディ共和国などは、中でも有力な国家の代表であろう。
 そして、人々がそんな生活を当然だと思い始めた頃、「戦士」「狩人」と言った特殊な職業も、文献に現れ始めたのである。

 時は23世紀。
 後に「王冠戦役」と呼ばれる歴史的事件と時を同じくして、第1作『ドラゴンの姫冠』は、その冒険の幕を開ける……

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 Gワールド用語集

幻獣
Gワールドでの「幻獣」とは、いわゆる"獣"形態の妖怪や魔のことではなく、
一般にモンスターなどと言われる幻想世界(あるいは未確認)の存在を指す。
その系列は非常に多く、また分化しており、幻獣学者と言われる専門家を生み出した。
第2作のヒロインは、この学者の一人でもある。
そのカテゴリーの性質上、神に近い種から悪魔まで(一説には、それも同じだという話しもあるが…)
様々な形態をとっている。
本来は、かなり人間に近い姿をしていて、人類との敵対期間が長引くにつれ、
禍々しい姿に自らを変身させて襲いかかるようになったと言われる。
現実世界に存在するためには人間の異性の「精気」を必要とし、
そのため、特殊な場合を除いて、襲うのは異性の人間だけである。
本心から信用したり、降参した相手には、その本来の姿を現し、
それが幻獣シリーズのゲームの楽しみのひとつでもある。
半実在の存在だけあって、人間より魔法能力に長けている種族も多い。

幻獣屋
幻獣を捕らえて監禁し、人間相手の売春目的で営業している特殊な店舗の名称。
幻獣達にとっても人間の「精気」は必要なモノなのだが、
元来、束縛されることを極力嫌うため、幻獣と相互理解の上、店を運営するオーナーは極めて少ない。
実際には、幻獣達を「精気浸け」状態にしているところも多い。
業種が業種だけに、かなり力のあるギルドがあり、業界専門のアイテムなども開発・販売されている。
第2作は、文字通り「幻獣屋」のマネジャーとなって、店を運営していく育成SLG。

狩人
この世界での「狩人」とは、幻獣を相手にするエキスパートの名称。
第3作とその番外編の主人公の職業でもある。
「戦士」よりも体力的に劣るため、遠距離からの弓での攻撃を得意とし、
接近戦では短剣や小刀での戦闘に長けている。
ギルドや養成学校のある国家資格なのは「戦士」と同じ。
主に、お尋ね者や幻獣屋から依頼された幻獣を捕獲するのが仕事で、その注意力と警戒心…
そして罠のスキル(技)は非常に研ぎ澄まされている。
一般に、「戦士」よりも二枚目(やさ男?)が多く、娘を持つ親御さんは目の敵にしてるとか。

精気
一般に「精気」と言うと、人間男性の精液として使われるが、幻獣が必要としているソレは、
精液を含めた、より「気」に近いエナジー全体を指す。
そのため、男の幻獣も、人間女性と交わることで、その女の「精気」を吸収できる。

戦士
ここで言う「戦士」とは、いわゆる「戦闘要因」のことではなく、幻獣の襲撃をかわしながら、
様々な種類の仕事を請け負う、武闘派の「何でも屋」のようなもの。
依頼される仕事は手紙の配達から国家間のスパイまで多岐にわたる。
普通はギルドに所属していて、花形職業でもあるが、やはり体力に自身がないとやっていけない。
一匹狼のギルド非所属の「戦士」もいて、
そのほとんどは詐欺師まがいの泥棒崩れみたいな者が多い。
ただし、ほんの一握りの「はぐれ戦士」には、伝説と言われるような強者が存在する。
「半龍のユウ」も、その一人だとか…
「戦士」は国家資格であり、養成学校も各地に存在する。

ドラギオン帝国
第1作「ドラゴンの姫冠」・第3作「聖女ヴァンパイア」及び、その番外編「ドラギオン城の幻」の舞台となる国。
国祖は「戦士」上がりのドラギオン王。
その剣の腕もさることながら、この王は、幻獣が人間を襲わせないようにする特別な魔法の力を持つと言われ、
その絶大なカリスマと政治手腕で国を治めた。
この時代には珍しく、合議制政府ではなく、王政によって長く平和を維持した。
首都は南西部のイカル・ドラギオ。
第3作の舞台タツバ村は、北西地域の山地にある。

ハイランディ共和国
第2作「幻獣屋」の舞台となるドラギオン帝国の隣国。
緑と山に恵まれ、自然資源の加工産業によって、比較的安定した議会国家を営む。
領地はそう広くない。
国民性は穏和で思いやりが深いと言われるが、幻獣が出現してからは、かなり人々の心も荒んだとか…
議会官僚国家の例に漏れず、贈収賄の飛び交う土地柄でもある。

半龍のユウ(バンロンのユウ)
ドラゴンと人間のハーフだと言われる腕利きの「戦士」。
ドラゴンは幻獣の長とされ、その血と精気には、幻獣の「精気」依存を消し去る力があると伝えられる。
そのため、店の幻獣を虐待している「幻獣屋」のオーナー達からは最も恐れられる。
ただし、その姿を実際に目にしたものは極めて少ない…
空本の読み切りコミックで、1度登場している。

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 その他の準備企画

「ビィ」ちゃん from ドラギオン城の幻 さてさて、今のところはまだこれだけですけど、これからもっと、膨らませてゆけたらと思ってます。
 そぉだなー…連載小説みたいなんでも書けるといいんだけど…時間がなぁ〜…(^_^;)
 もし、Gワールドに関しての企画、ご意見、ご感想…それに、この世界設定を使ったオリジナルの作品(CG・小説…あんまり大きくないもの)…なんかがあれば、是非こちらまでメール送って下され!
 お送りいただいたもので、空本が感動しちゃったモノなんかは、このページに掲載する可能性もあります。ご了承下さい。(その際、原稿料とかは出ないので許してやって下さい…)
 もし、郵送がご希望でしたら、こちらの宛先にどーぞ!
 さ、それぢゃ、みんなで盛り上げて参りませうっ!

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